千葉ロッテマリーンズは100敗するのか適当に検証

ちばろってまりーんずさんが大変苦しい戦いをされており、1マリーンズファン*1として日々心を痛めております(棒読み)。この間もウルフ率いる東京で一番安い店こと埼玉西武ライオンズに無残にも3タテを喰らいました。

これだけ負けが込むとよく言われるのが

「100敗すんじゃね?」

という憶測でございます。従来より試合数が増えているので可能性が高くなったといえますが、なかなか達成するチームは現れません。かの暗黒ベイスでさえ、100敗はしなかったのです。*2

ということで、2017年の千葉ロッテが100敗するのか、シンプルなシナリオを想定して計算してみることにしました。

計算が粗いさんなのは許してください。

シナリオ1. 現在の勝率のまま残り試合を消化した場合

ある意味一番シンプルなシナリオです。まずは現在の千葉ロッテマリーンズの成績をご覧ください(7/31時点)。

91試合 29勝61敗1分 .322

引用元:
https://baseball.yahoo.co.jp/npb/standings/

十分首位打者が狙える打率かと思いきや、これは「勝率」です。

かつて内川聖一が自らのチームを超える打率を叩き出しましたが、その時の成績は記録に残るくらいの高打率だったことを忘れてはなりません。だってこれ去年の角中の打率より低いんですよ?

気を取り直して...

つまりこの.322の勝率のまま、残り試合 143 - 91 = 52 を消化した場合の勝利数を求めればよいことになりますね。

52 × .322 = 16.744... ≒ 17

つまり、この理論で行った場合のマリーンズの勝利数は 29 + 17 = 46勝。引分が今後発生しない場合の成績は 「46勝96敗1分」(勝率.324)になります(引き分けを完全に無視するせいか、微妙に勝率が上がります)。

祝!100敗回避!!!

シナリオ2. 7月の成績を繰り返した場合

シナリオ1は、シーズン開幕~7月までの統計上の千葉ロッテマリーンズが今後試合をする想定のものです。

しかし、春先のチームと夏場のチームは大きく状況が変わっているものです。昨年の日本ハムは夏場からの大躍進で優勝をつかみ取りましたし、逆に交流戦前まで首位だったDeNA交流戦で惨敗し下位に沈んでしまったということもありました。

「最新のチーム状況で成績を計算したらどうなるか?」というのがこのシナリオのポイントです。それではマリーンズの7月の成績をご覧ください。

20試合 7勝13敗0分 .350

引用元:
http://lcom.sakura.ne.jp/NulData/Pacific/M/t/teamdata.htm

7月は健闘していたことがわかります(白目)。先ほどのシーズン勝率より高いことがわかったので、100敗が回避できることは明らかです。

祝!100敗回避!!!

ちなみにこの勝率ですと残り52試合で18.2勝する計算です。四捨五入して18勝、引分発生せずとすると、シーズン成績は「47勝95敗1分」となります(勝率.331)。あんまり変わんねえ。

シナリオ3. 各チームごとの対戦成績通りになった場合

シーズンの対戦成績というものは相性というか、相手チームによってばらつきが出るものです。このシナリオではそれを各対戦チームに当てはめます。つまり、現在の対戦成績(勝率)に残り試合を乗じた期待勝利数を各チームごとに求め、総計するってことです。

対戦成績をまとめましょう(交流戦は考えなくてもいいので、パリーグだけですね)。

チーム 勝利 敗戦 引分 勝率
楽天 3 9 0 .250
ソフトバンク 3 12 0 .200
西武 3 12 1 .200
オリックス 10 6 0 .625
日本ハム 4 10 0 .286

オリックスには一体何故勝てるのか

続いて残試合と今後の期待勝利数(小数第3位丸め)がこちらです。

チーム 勝率 残試合 期待勝利
楽天 .250 13 3.25
ソフトバンク .200 10 2.00
西武 .200 9 1.80
オリックス .625 9 5.63
日本ハム .286 11 3.14

期待勝利数をすべて足すと「15.82」≒「16」となり、引分がない場合の最終成績は「45勝97敗1分」(勝率.317)となります。

祝!100敗回避!!!

大きく負け越している上位チームとの対戦が多く控えており、シナリオ3つのなかでは一番負け数が多くなってしまいました。しかし、ギリギリで100敗は回避できる結果が得られました。

各シナリオのまとめ

Markdownで表を書くの疲れるんですけど、まとめです。

シナリオ 勝敗 勝率
現在の勝率のまま 46勝 96敗 .324
7月の勝率のまま 47勝 95敗 .331
各チームの対戦成績変わらない 45勝 97敗 .317

要するに、以下の結論になるんじゃないかなと思います。

  • 今の戦い方を続ける限りは100敗は回避できそう

    • 全て引分が発生しない前提だし(引分なら負数減るんじゃね?)
  • ただし5月の勝率.269という事実

    • この勝率で推移した場合、最終的にはなんと99敗。
  • いずれにしても暗黒ベイス並の成績が予想される

    • 勝率に関しては2010ベイスを下回る(48勝95敗1分, .336)かも
    • 45~50勝/92~95敗程度、勝率.330あたりが現実線と考えます

新提案

(勝利数+引分数)が44以上になると100敗を回避したことになるので、「44 - (勝利数+引分数)」を「100敗回避マジックナンバー」として定義してはどうですか(やけっぱち)

*1:西武ドーム行った回数のほうが多い

*2:2010年の95敗が最多