【観戦記録】6/1 ○Marines-Lions● (ZOZOマリン)

ポカポカとして野球観戦日和…という時期は通り越してすっかり暑くなりました。特に5月の後半は最高気温が30度を超えた日もあったくらいで、これからやってくるであろう酷暑がより憂鬱なものとなりそうですね。そんな初夏の日差しが眩しい中、マリンで試合を観戦しましたのでその記録です。

気持ちの良い青空と刺すような日差し、そして心地よい海風が吹きビールが美味しい気候の中始まった試合、のっけから先発・ボルシンガーが山賊に捕まり3失点を献上します。以前であったらここで売り子ウォッチングに切り替えたところでしたが、その裏に鈴木大地が2ランホームランですぐに反撃します。この時点ではなんとなく昨年の「2回裏終了時点で8-8」の試合のどんちゃん騒ぎっぷりが想起される展開でした。そういえばあのときの先発もボルシンガーで、しかも対戦相手は西武でしたね…。

いい流れといいたいところですがボルシンガーはその後もパッとすることなく、3回途中にアップルパンチを被弾→突如の制球の乱れで押し出しを献上し、3回途中5失点で降板してしまいました。しかしその裏も清田のヒットから井上に2ランが飛び出し、89年生まれコンビの2本塁打でマリーンズが1点ビハインドまで食らいつきます。2番・大地、3番・清田は共に左打者に強く調子も良かったので、相手先発榎田にとっては大きな脅威となっていたことでしょう。

それにしても、長打が出るようになったというのはマリーンズの大きな変化です。結局長打の増=得点力のアップにつながるわけで、この日みたいに「点を取られてもすぐ追いつくor僅差にできる」、「大量リードを奪える=勝ちパターンのリリーフPを休ませられる」と様々なメリットがあります。特に後者は長いシーズンを戦い抜く上で非常に大きいのではないでしょうか。

ボルシンガーの後を継いだのはブランドンでした。このブランドンが3.1回で6奪三振、無失点の好リリーフを見せました。急遽の登板だったでしょうが、相手打線に対しまさに火消しの役割を担ってくれました。この試合のMVPと言っても差し支えないと思います。昨年メジャーデビューした際もリリーフが主戦場だったので、今後もリリーフとして起用してはどうかなと思います(松永も離脱したことだし)。この日のブランドンの雄姿は古巣の横浜ファンも喜んでいることでしょう。たぶん。

勢いに乗るマリーンズは犠牲フライと内野ゴロという(昨年までのマリーンズらしい)攻め方で逆転しますが、7回に東條が捕まり再逆転を許してしまいました。先述の通り松永を欠く中で、東條には是非セットアッパー候補に名乗りを上げてほしかったのですが残念です。ただし、相手が西武の上位打線というのは致し方ないか。ただこの失点後も勢いは途切れることなく、その直後のイニングでマリーンズは再び追いつきます。こんなにシーソーゲームができるチームでしたっけ?

このあとの継投は良かったです。8回は酒居がピンチを凌ぎ、9回に益田が抑え、10回も金子侑→秋山→源田の怖い並びを唐川が三者凡退で抑えました。唐川の10回のピッチングが大きかったと思います。これで「いけるぞ」という空気になったのか、10回裏に三木のヒット→江村の犠打→荻野申告敬遠からのキャプテン大地の一打でサヨナラ勝ち。ヒヤヒヤする長い試合でしたが、自分にとっては久々のマリン観戦での勝利、そして嬉しいサヨナラ勝利ということで清々しい気分になれました。なお試合は4時間を超えました。

一方のライオンズ。幸先は良かったのですが、なかなか3点以上のリードにさせてもらえませんでした。先発が多少失点しても、それを上回る打力で駆逐する戦い方ができませんでした。1回裏に被弾しなければ少し違った展開が見えたかもしれません。サヨナラ打を食らって敗戦投手になったのは平井でしたが、場面を選ばず投げており連投もしていたPですので、これは仕方ありません。

マリーンズで心配だったのはなんといってもボルシンガーです。ここまで1勝しかできておらず、2年目の苦しみに陥ってしまいました。いったん抹消となりましたが、誰が代わりの先発に入るかに注目です(6/5時点では土肥が濃厚かな?)。レアードも犠飛で打点こそ上げましたが、前カードの札幌でファイターズに攻略されてからヒットが出ておらず、打率も3割を切ってしまうなど不調でした。過去のシーズンのレアードからすると3割打ってる方が不思議なので揺り戻しが来たかもしれませんが、交流戦前のカードでスランプに陥るのは大変危険ですね。セリーグの本拠地球場は本塁打が出やすい場所もあるので、引き続き寿司に期待したいところです。

さて、プロ野球何故かパ・リーグが勝ちまくりパ・リーグ6球団が血反吐を吐きながらマラソンする交流戦に突入しますが、実は来週も東京ドームに行く予定があります。その試合のお話も後々ブログに書きますので、よろしくお願いいたします。