自分の三国志遍歴を整理してみました

先日のブログでも語った気がしますが、自分は三国志の世界が大好きです。多分歴史上のジャンルとしては戦国(日本のやつね)や幕末と並んでだいぶポピュラーな部類に入ると思います。

需要があるかはわかりませんが、今まで触れてきた「三国志」のうち今でも手が出せそうなもの*1を書き連ねていきたいなと思います。あと、触れようとして途中で終わっているものも書きます。

今まで触れてきて一応完走したもの

真・三國無双シリーズ

プレステで出てるやつ。このゲームが出た当時は仲間内で三国志が割と流行り、孔明だの関羽だの人名がよく出てきたように思います。自分で購入してガッツリプレイしたのは「真・三國無双6」からだったかな。最近はプレイ可能なキャラクターが増えてきて賑やかです。ゲーム自体は面白いんですが、歴史を学べるかと言われると微妙ですね(文官が殴りかかってくるし、人間がビーム出すし)。

横山光輝「三国志」

通称横山三国志。文庫版でも全30巻となかなかのボリュームですが、話自体は読みやすく歴史の流れもつかみやすいです。キャラクターがLINEスタンプになったり、日経新聞電子版の広告に出たりと今でも人気が根強いですね。

注意点としては、ベースが「三国志演義」であるため「史実」とはやや異なるということ、三国志の重要な出来事である「官渡の戦い」が豪快に省略されていることくらいですかね。河北の支配権を決定づける大きな戦いなのですが…

ドラマ「三国 -Three Kingdoms」

映像で見るならばこの作品。三国志の本場・中国が本気を出したドラマ作品です。なんといっても圧倒的なボリュームを誇ります。1話あたり45分程度で全95話。エキストラ15万人。制作費は約25億円(以上Wikipediaより)。ただし見ごたえは抜群で、官渡の戦いもちゃんとやりますし、三国志演義をベースとしながらも独自の解釈を加えたりもしてます。特に後漢最後の皇帝・献帝の最期と、諸葛亮李厳の対立についての描写は印象的です。

ゲオとかにもレンタルで置いてあると思いますが、欠点としてはそのボリュームと「合肥の戦い」が全スルーであること。魏の名称・張遼が好きな自分からするとこればかりは痛恨です。

www.ch-ginga.jp

触れたけど途中なもの

蒼天航路

三国志演義でなく、三国志の「正史」(つまり歴史書)をベースに、独自解釈を加えた異色の作品。従来の作品では劉備諸葛亮といった蜀漢を主人公格に据えた作品がほとんどであったのですが、この作品は魏の祖である曹操を中心に置いた点でも特徴的です。内容は少し大人向け(エロ・グロ表現あり)で、初購入時はまだピュアであった自分には刺激が強かった。まだ前半部分しか読めていないのですが、本当に面白い作品です。

それにしても、この作品の中で曹操女性と出会うたびにセックスしてます。敵に包囲されてもセックスしてます。英雄色を好むとはよく言ったものですが、今となっては少し気持ちがわからなくもないです。はい。

ドラマ「曹操

こちらも中国ドラマ。中国で三国志演義は超人気らしいのですが、演義の中で曹操は悪役とされており、曹操が評価されない時代というのもあったそうです。蒼天航路もそうですが、そんな中で曹操を中心に据えた作品は画期的であると言えます。

この作品における曹操は、他作品の「姦雄」「合理主義者」「冷酷」といったイメージとは離れ、心優しい人物というのがベースにあるように感じました(むしろ他で「正義」とされる劉備を、各勢力を転々とすることから「姦雄」呼ばわりするシーンもあったりします)。ただその優しさが「天下の人々すべてを救う」というスケールの大きいものに発展しており、「流石は曹操」と思わせますね。

ただし、戦闘のシーンは先述の「Three Kingdoms」を見たあとだとややチープに感じます。これは相手が悪かったとしか言いようがありませんけどね…。作品自体は「赤壁の戦い」の前で終わるそうですが、このあとの続編ができるようならぜひ見てみたいと思います。

http://www.cinemart.co.jp/sousouwww.cinemart.co.jp

まとめ

三国志作品、かなり増えてきましたね。無双と横山三国志しかなかった時代からすると変わったなぁと思います。映画「レッドクリフ」などは実は見ていないので、これから機会があれば…と思います。また北方謙三三国志もじっくりと読んでみたいです(「史記」は読んだのですが、かなり好きになれそうな世界観ですね)。

*1:ちなみに人生で初めて触れた三国志は、カードゲーム「マジッグ・ザ・ギャザリング」の三國志シリーズだったと思います。もう売ってない