毎週楽しみにしていた「PUI PUI モルカー」が最終回を迎えてしまった。
モルカーのおかげで火曜の朝は少しばかり憂鬱じゃなくなっていた。早く起きることができたし、なんだったらモルカーの始まる7:30までに朝の支度を済ませるなんてこともできた。テレビでリアルタイム視聴して癒やされたあと、通勤電車の中で早速2回目の視聴をしていた(YouTubeで見逃し配信をやっている)。1クールで終わってしまい、安穏な火曜の朝が失われてしまってとてもさみしい。
モルモットが車になったモルカーは、鼻の下が長くてどこかおとぼけな表情をしているが、とにかくよく動く。1シーンの作りもかなり精巧で、何度見てもセットの細かいところに目が向いて繰り返し見ても飽きることがないのだ。子供向け作品であるが大人がハマった理由も何となく分かる。
題材もモルカーと人間の関わりを描いたものから、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などの名作映画をオマージュしたものまで幅広い。名作映画シリーズはどこか「ハッチポッチステーション」の名曲パロディのコーナーを思い出す。そういえばストップモーションアニメも「ニャッキ」が思い浮かぶし、「モルカー」はどこかNHKっぽい作品なのかもしれない。
おっとりしていて臆病な「シロモ」がなんとなく自分に似ている気がしている。彼が他のモルカー仲間とぷいぷい動いているのを見て、こちらまでほっこりしてくる。
PUI PUI #モルカー 💨
— PUI PUI モルカー【公式】 (@molcar_anime) 2020年12月21日
レタスが好物の #シロモ 🥬
基本的に臆病なモルカーのなかでも特に臆病な性格を持つ。心優しい運転手に甘えたりもするが、いろいろなトラブルに巻き込まれがち。テディを姉御のように慕う。#毎週火曜あさ7時30分
2021年1月5日放送開始!テレビ東京系「きんだーてれび」にて pic.twitter.com/AReE668qqk
シロモの「トラブルに巻き込まれがち」というのもなんとなく似ているかなぁ。まぁトラブルの大抵はお転婆な茶色いモルカー「テディ」が絡んでいることがほとんどであるが。
Wikipediaの「モルモット」の記事を読むと、モルモットの特徴そのものが自分に似ていると思った。
性格は温和で好奇心も旺盛、ただし用心深く、聞き慣れない物音に敏感で、警戒中はケージの隅に集まったりする。急激な環境変化が生じると食餌や飲水を行わなくなることもある。また、ストレスによって消化不良を起こしやすい。
ところで、モルカーのようなストップモーションアニメは長い製作期間を要するらしい。モルカーも1年以上かかったとのことだし、ストップモーションの黎明期の「キングコング」は数年以上かかったらしい*1。今回の大ヒットで予算とスタッフの人数が増えて、2クールでも4クールでも続いていく「モルカー」が見てみたいなと思っている。
でも、とりあえず、3ヶ月癒やしの時をありがとう。 忘れられない作品になりました。シロモのようにレタスを食べながら、また会える日を心待ちにしています。
*1:とある作中エピソードで、実写のモルモットの映像と人形のストップモーションアニメが合わさる場面があったが、これはレイ・ハリーハウゼンっぽいなと感じた