埼玉西武ライオンズがパ・リーグを制しました。おめでとうございます。
やはり圧倒的な打力が最大のストロングポイントだったと思いますが、新戦力の榎田にとどまらずヒース、小川ら投手陣の補強も的確だったように思います。というか打線が打ちまくるし、投手陣も少しくらい打たれたくらいでは致命傷にならないですね。その点ではいい効果(?)が出ていると思います。
一方で心配なのがマリーンズです。シーズン途中に2人退団してしまうという異常事態+その穴埋めをせずにシーズンを戦うという、編成的にはそれで大丈夫なの?と言わざるを得ない戦いぶりでした。おまけに福浦の2000本安打に湧くチームとファンに、4選手の引退(根元、岡田、金沢、大隣)が発表されました。外国人の退団と戦力外でさらに選手は少なくなる見込みです。ドラフトとトライアウトで、結構大量に入団することになるかもしれませんね。
現在67人でスタートした支配下枠の選手人数を数えると
現在は57人、まぁ例年5人程度出る戦力外が絞られた感じはありますね(第二次戦力外あるんだろうか)。ドラフトで6~7人、トライアウトで1~2人、外国人2~3人で埋まる計算にはなります。といってもこのチームの編成力は少し疑問が残るのも事実ですが…。
ここからほんへ
まぁ、マリーンズが一番心配なのはホーム成績なんだけどね(調べてみたら思った以上のヤバさ)。以下「ホームで勝てないんじゃ!」と憤っている3チームの成績を並べてみました。
2018/10/8現在のホーム成績
楽天は交流戦の逆噴射がすごく効いているような…。シーズンを通すと「楽天絶命パーク」と揶揄されても仕方ない成績になってしまいました。そしてこの3チームは全てビジター勝率がホームのそれを上回る(しかも楽天は勝ち越し)。
Team | 勝率 | Win | Lose | Draw |
---|---|---|---|---|
ロッテ | .400 | 28 | 42 | 1 |
楽天 | .306 | 22 | 50 | 0 |
阪神 | .388 | 26 | 41 | 2 |
出典元: http://baseballdata.jp/p/
(記事執筆時点では10/7の成績だったので、Yahooから10/8の成績を引っ張って足し合わせ)
AS以降のホーム成績 (1) ※ホームゲーム総計
AS以降に限定すると下記のような成績となります。
Team | 勝率 | Win | Lose | Draw |
---|---|---|---|---|
ロッテ | .193 | 6 | 25 | 0 |
楽天 | .300 | 9 | 21 | 0 |
阪神 | .450 | 9 | 19 | 1 |
出典元: https://baseball-freak.com/game/
(頑張って手で数えたので集計ミスあったら指摘願います)
マリーンズはホーム13連敗というファンサービスの意味を我々に問いかける金字塔を打ち立てています。観客動員数は伸びる見込みであるということですが、営業面の努力は効果を発揮していると言えます。
ところで、ホームゲームでも地方開催したりイベントのために別球場で試合をやったりすることが多く見られます。高校野球大会中のタイガースとか、地方開催をするイーグルスなどが挙げられます。そこで、マリーンズはZOZOマリン開催、タイガースは甲子園開催に限定したホーム成績を算出しました(楽天の別球場開催はAS前だったので割愛)。
AS以降のホーム成績 (2) ※ロッテはZOZOマリン限定、阪神は甲子園限定
ただでさえひどかったマリーンズの成績がキリの良い確率となり、事実上のとどめを刺されます。そして甲子園限定にした途端タイガースのホーム弱者っぷりも際立ってくるというものです。この3チームに限らず、ホームゲームで苦しんだ球団はけっこうあるみたいですね。143試合の半分はホームゲームなわけですし、来季以降のアジャストの必要に迫られそうです。
Team | 勝率 | Win | Lose | Draw |
---|---|---|---|---|
ロッテ | .167 | 5 | 25 | 0 |
楽天 | .300 | 9 | 21 | 0 |
阪神 | .217 | 5 | 18 | 1 |
※ロッテは東京ドームで1試合(1勝)、阪神は京セラドームで5試合(4勝1敗)。出展元同じ。
それにしたってマリーンズ、打率にしてもひどすぎでは
まとめ
実はマリーンズの9月以降の成績(7勝20敗 .259)は嫌な思い出しかない2017年の5月の月間成績(7勝19敗 .269)を下回るペースだぞ!残り3試合を1勝1分以上で上回ることができるぞ!