Roki Sasaki

佐々木朗希が、完全試合をやってのけた。

球団では49年ぶりの快挙。ちなみにロッテでは49年もの間ノーヒットノーランも達成されていなかったので、そちらの記録も塗り替えられた。多分歴史が比較的浅い楽天を除けば、残りの11球団で一番遠ざかっていたような気もする。ノーヒットノーランは「される側」というイメージしかなかった。

そんな記念日であるので、とりあえずブログを書いてみた。

素直に嬉しい。

近年ロッテのエースと言えば、成瀬や唐川のように135kmくらいの直球と変化球のキレで勝負するタイプが多かったイメージがある(それより遡るとジョニーや伊良部、村田兆治御大のような力投派、速球派がいたんだけども)。

そんなエース投手も味があるが、佐々木朗希は150はおろか160kmの直球をバコバコ投げる。しかもコントロールもいい。今日の試合終了時点の成績 奪三振率 16.00、K/BB 21.00、WHIP 0.39 はもはやパワプロの「ぷぅ~」相手でも再現は困難を極める。

そんな突然変異が自分の贔屓に現れて一元号に一回クラスの伝説を作ったのだから、なんか盆と正月が一緒にやってきたような気分になる。そうだな、新潟県勢が甲子園の決勝に来たときのビックリだ。

佐々木朗希がドラフトで指名されたとき、正直「どうすんだこれ…」と思った。くじが「当たってしまった」感じがした。ロッテで150kmをバンバン投げそうなのはジョシュ・レイビン(退団済)くらいだったのに、どうやって育成するんだ?

結局1年目は二軍でも1試合も投げず、評論家は好き勝手なことを記事にした。「球速が下がった」「投げさせるべきだ」「写メ日記で高級そうなものをupしてる風俗嬢は固定客がいるので予約取りづらい」…。自分自身も「まぁ2~3年は下で体作りかな、大卒の同い年が入団するまでにローテに入っていればいいだろう」と勝手に思っていた。

それが、どうだ。

プロ3年目、今年で21歳の若者はローテーションに定着し、偉業を成し遂げた。

自分の予想より、数年早いレベルで進化している。

ひょっとしたら…

自分や他のファン、評論家でさえでは想像し得なかった領域に達するのかもしれない。

昼寝して「あおぎり高校」の動画を見ていた自分が悔やまれる。