変な夢を見た②

見覚えのあるような駅の前の道をプラプラ歩いている。ここはどこだろうか。

気がついたら、(現実では田舎の実家で過ごしていたのに)自宅に戻っている。手には機械の電池カバーのような部品が握られていた。ゲームボーイの電池カバーを小さくしたような、目覚まし時計の電池カバーにも似ていた。真ん中にはミニ四駆を「肉抜き」改造したような穴が空いている。

さて仕事行くか、と思ったのだろうか、スマホを手に取る。ところがロック画面から一切操作を受け付けてくれない。タッチしてもボタンを押しても何も動かないのだ。あれれ?壊れたかな?と思うと緊急通話の画面に切り替わる。そこから次々に違う画面へパラパラ漫画のように瞬く間に切り替わっていく。もう訳がわからない。

パニックになりながら自宅の洗面所へ向かった。鏡を見る。
「これは夢だ、悪夢だ。深呼吸しろ。田舎のベッドに戻れ」

そう念じると夢から覚めた。間違いない、ここは現実だ。なんだかしっくり来る。前のエントリでも書いたけど、夢の中のふわふわした感じから現実に戻ってきたときの「地面に根を張っている」という感覚は、こういうときにはっきりと意識される。

現実特有の空気の重みが身体に伝わってきて「ああ、あれは夢だったのか」と初めて気づいた

例によって夢占いをしてみたけど、キーワードが独特で深層心理に迫るようなクリティカルな情報は手に入らなかった。パニックになって気持ちを落ち着けようとしているという状況は現実とどことなく似ていると思ったけども。

ちなみにこれは前のエントリより、時系列的には過去に見た夢。夢を見た直後に手書きの日記に内容を断片的に書き記していたので、今回ブログに起こしてみた。自分の場合、夢が覚めた瞬間から内容に関する記憶がどんどん抜け落ちていく。友人が事細かに夢の内容を記録しているのを見たときは「どうしてそんなに覚えられるんだろう?」と不思議に思った。

夢の話はいったんおしまい。年末年始の休みを経るにつれて、だんだん夢も見なくなってきた。